コケぇの世界
コケを探して歩く時。
私はこの上ない喜びを感じます。
真面目な話です。
道路脇のコケ壁。
コケの断崖絶壁。
木の根元のコケはとても緑緑しいです。
下の方は、色が薄いです。
じーっと見ていると・・・ホラ。
よく見て見て下さい、あれに見えませんか？
上から下へ広がり落ちる、
滝！
・・・
コケは小さい。
近づいて撮ってみるけれど小さい。
どうやったらあの世界に行けるのか考えた人間。
頭と道具を使ってみた。
テッテレーン。
スマホ用～ル～ペ～。
これさえあれば、あの世界へ行ける。飛び立てる！
人間は古びたスマートフォンに道具を装着した。
レンズ部分に、イチミリのずれもないように。
さぁ、行こうではないか、あの世界へ。
緑なミクロな世界へ！
・・・
ふむふむ。
桜の花びらとコケと、小枝に木の実。
ここで道具を装着！
デーン！
なんて立派なコケなのか。
桜コラボ！
桜のはなびら、大きいです。
次行ってみよう。
・・・・・
緑のせかいと茶色のせかいにやって来た。
ニュイーン。まるで花のよう。
コケで間違いありませんか？
続きまして。
コケの階段へようこそ。
ちっさいコケですが。
それ以上に小さい緑の物体が点在している。
初めての遭遇。いや、今までだって出会っていた、
ただ、私が気付かなかっただけなのだ。
しかし、これもコケだというのか。コケの世界は広すぎる。いや小さすぎるぜ。
（※ほんとにコケなのかはしりません）
最後、続きましてー続きまして。
ぱっとみ、まぁ、ただのコケですよ。
でもですね。
近づいて見ると、とても魅力的な世界が待っていたりするんです。
道具を使ってですね、行ってみるんです。ほら、すると・・・
どうでした、素敵な世界だったでしょう。
なんてぇ言いますか。
そうですね、あたしゃぁこれを「コケぇ世界」と呼びたいと思います。
ただのコケじゃぁないんです。
「コケぇ世界」です。
コケと言い切るには、いろんなもんが詰まりすぎとります。
あたしゃぁこれからも、この詰まりきったコケぇ世界をのぞいて行こうと思っとりますよ。
それじゃぁこの辺で、今日は終ろうとしましょうかね。
